雑なクラシックの部屋

クラシックのCDに埋もれて死ねれば本望。

2021年1月のブログ記事

  • ハウエルズ:レクイエム

    英国の作曲家、ハウエルズ(1892-1983)の書いたレクイエム。 1935年に愛息を亡くしたことからレクイエムを書いた、と長いこと考えられていた。 しかし、実際は1932年に曲の形が一応できており、初演の計画もあったそうだ。 ただ、何らかの理由で演奏はされることなく、50年近くもの間放置された。... 続きをみる

    nice! 1
  • バーンスタイン:ミサ・ブレヴィス

    大指揮者であるレナード・バーンスタインが作曲した宗教曲。 当時アトランタ交響楽団・同合唱団の指揮者であったロバート・ショウの引退を記念して1988年に作曲され、1989年にロバート・ショウ指揮、アトランタ交響合唱団により初演された。 バーンスタインが完成させた最後の声楽作品となり、初演の翌年にバー... 続きをみる

  • ヴォーン=ウィリアムズ:ミサ曲

    英国の作曲家、レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ(1872-1958) が書いたミサ曲の傑作。 ハーモニーにあふれ、20世紀の曲としてはメロディアスで親しみやすい。宗教的な雰囲気にもあふれている。 日本ではほとんど注目されていないが、名曲なので、是非聴いて欲しい。 The Choir of Clare... 続きをみる

  • サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン

    諏訪内晶子(Vn) イヴァン・フィッシャー(指揮)ブダペスト祝祭管弦楽団 ツィゴイネルワイゼン ユニバーサル ミュージック クラシック ミュージック 最近、僕は有名なクラシック音楽を、改めて聴いてみようと思った。 実家には、有名なクラシック音楽を集めた20枚組のLPレコードセットがあった。 僕は、... 続きをみる

  • ハチャトゥリアン:交響曲第3番「シンフォニー・ポエム」

    もしかしなくても、この曲、クラシックファンよりも、往年の吹奏楽ファンの方がご存知だと思う。 演奏時間20~25分、単一楽章の曲。 作曲は1947年。ロシア革命30周年の記念演奏のために作曲された。 大オーケストラとソロトランペット15本が豪快に鳴る。 オルガンは超絶技巧を披露する。 あまりに演奏規... 続きをみる

    nice! 1
  • モーツァルト:交響曲第40番

    モーツァルトという作曲家が人類史上にいたことを知らない人は、ある程度知識のある人の中にはたぶんいないと思う。 中学の音楽の授業をまじめに聴いていれば必ず出てくるはずだから。 それを前提として、人生送る上で絶対に聴いて欲しいモーツァルトの曲が4曲ある。 1. 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第... 続きをみる

    nice! 1
  • ベートーヴェン:交響曲第5番

    「運命」という副題で呼ばれることが多い。 日本人は交響曲に「副題」をつけるのが好きで、何かと副題をつける。  ドヴォルザークの交響曲第8番は「イギリス」(イギリスの出版社で出版しただけ)  マーラーの交響曲第1番は「巨人」、第6番は「悲劇的」、第7番は「夜の歌」、第8番は「千人の交響曲」(のちに作... 続きをみる

    nice! 1
  • ニールセン:交響曲第4番「不滅」

    デンマークの作曲家・ニールセン(1865-1931)は6曲の交響曲を書いた。 特に第4番以降の3曲は古典的な交響曲の調性感覚をはみ出しているという作曲家の自負があり、そのため交響曲「○○調」という名前はつかない。 「不滅」という副題は作曲家がつけた副題によるものだが、直訳すると「消しがたきもの」と... 続きをみる

    nice! 2
  • マーラー:交響曲第1番

    この曲には「巨人」という副題がつけられることが多い。 ただ、ジャン・パウルの詩の名前からとったこの副題よりも、 マーラー自身が書いた詩による歌曲集「さすらう若人の歌」との関連の方が強い。 第1楽章の第1主題、第3楽章の中間部など、「さすらう若人の歌」のメロディがそっくり使われている。 「さすらう若... 続きをみる

    nice! 2